新刊単行本『独り言の多い博物館』刊行のおしらせ。

2025年7月24日に幻冬さんから新刊『独り言の多い博物館』が刊行されます。

隅々までとんでもなく美しい装丁の単行本です。

装丁は鈴木久美さん、装画はNaffyさん。

こんなに素晴らしい特別な本に仕立ててくださったことに感謝と喜びが溢れます。


『冬眠族の棲む穴』刊行のときもお伝えしましたが、単行本を出すことは私にとって夢のような出来事です。そんな立場になれる日を、それはそれは遠くから眺めていたものです。

こうして単行本の第二作目を刊行できること、関わってくださったみなさま、そしてなんと言ってもずっと手を添え支え続けてくださった版元の担当者さんに感謝いたします。

ありがとうございます。


博物館が舞台の物語ですので、図録や目録のような上質なものを、と意図して装丁してくださったと聞いています。

正方形に近い四六変型判のハードカバーで、表紙や別丁扉、差し込みの薄紙、見返しを含めた大変贅沢な造りです。

目次や章扉だけでなく、本文デザインもデザイナーさんによるものです。

丁寧に作り込まれ、独特の風合いのある用紙に纏われ、凛と研ぎ澄まされた感覚が物語に深みを与えてくれるのです。


書籍という存在の素晴らしさを、必ず実感していただけます。ぜひ手に取っていただきたいです。


誰もがきっと心の奥にある想い、ささやかですが大切な物語を書きました。

読んでいただけますと嬉しいです。


※茜夜はただいま不定期にて営業しております。次回開店日は未定です。決まり次第SNSにてご案内いたします。

お茶とお酒 茜夜

東京・飯田橋の裏通りに、夜だけ開く小さなお店です。おかえり前のちょいごはんに、おひとりでもゆっくりお過ごしいただけます。